■五杯目のコーヒー

2003.2.14更新 VOL.13



1.I HAD A GOOD TIME
2.STARE OUT YOUR WINDOWS
3.CORPORATE AMERICA
4.WITH YOU
5.SOMEONE
6.TURN IT OFF
7.CRYIN'
8.DIDN'T MEAN TO FALL IN LOVE

9.YOU GAVE UP ON LOVE
10.LIVIN' FOR YOU (LIVE)



 

 

 




 

ソニー
EICP-171

CORPORATE AMERICA / BOSTON

 私はコーヒーが大好きです。モカが一番好きですが、エスプレッソだってアメリカンだって飲みます。ただし、香りには非常にうるさい。煮詰まったコーヒーなんぞは捨ててしまえ!という考えの持ち主。ましてや冷めたコーヒーをレンジでチンするなんぞはもってのほかでございます。

 今回取り上げたBOSTONは1975年にデビューしたグループ。今年で足かけ28年の活動歴を誇る古参者です。デビューアルバムBOSTON(邦題:幻想飛行)は今でも新人アルバム最多売り上げ(1400万枚!)になっているとか。M.I.T.出身の変人機械オタク兼リーダーのトム・シュルツが織りなすディストーションばりばりのスペーシーなリフは、コーヒーの味を覚えたばかりの中学生だった私も『うめぇ!』と叫んだ程の極上のブルーマウンテンでした。そして78年には名曲DON'T LOOK BACK / A MAN I'LL NEVER BE(邦題:遙かなる想い)を収録したDON'T LOOK BACKがリリース。これはもう私にとって至福のモカ、究極のキリマンジャロでございました。

 しかし、3杯目のコーヒーは遅れに遅れ、発表されたのが8年後の1986年、私が大学3年の時でした。佳曲AMANDAを含むTHIRD STAGEは言うなれば、秀逸なオリジナルブレンドといった趣でしょうか? そして驚くなかれさらに8年後の1994年(私のとこのボーズが乳離れをし始めた頃ですよ)、活動19年目にしてようやく4枚目(誰かシュルツにちゃんと仕事をするように言って下さい!)のWALK ONがリリース。全曲トム・シュルツが作曲に関わるものの、オリジナルボーカルのブラッド・デルプの名前はなく、I NEED YOUR LOVEというヒット曲も生まれたましたが、薄味感は否めません。まぁアメリカンも一応コーヒーですからね。

 で、2002年11月(おいおい、また8年周期だよ。オリンピックより長ぇじゃないか)ようやく5杯目のコーヒーが届いたんですが……。『お〜い、マスター! ミルクティなんか頼んでないよ! えっ! なに、カフェ・オレ??』確かにブラッド・デルプは戻ってきましたよ。でもトム・シュルツが作曲に関わったの9曲中5曲だけでしょ? しかもなにあのキンバリー・ダームとか言う女性Voは? こんなのコーヒーじゃな〜い! ボストンじゃな〜い! と言う訳で今回のアルバムはBOSTONの香りが漂う赤文字の曲だけを聴いてください。


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