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CORPORATE AMERICA / BOSTON
私はコーヒーが大好きです。モカが一番好きですが、エスプレッソだってアメリカンだって飲みます。ただし、香りには非常にうるさい。煮詰まったコーヒーなんぞは捨ててしまえ!という考えの持ち主。ましてや冷めたコーヒーをレンジでチンするなんぞはもってのほかでございます。
今回取り上げたBOSTONは1975年にデビューしたグループ。今年で足かけ28年の活動歴を誇る古参者です。デビューアルバムBOSTON(邦題:幻想飛行)は今でも新人アルバム最多売り上げ(1400万枚!)になっているとか。M.I.T.出身の変人機械オタク兼リーダーのトム・シュルツが織りなすディストーションばりばりのスペーシーなリフは、コーヒーの味を覚えたばかりの中学生だった私も『うめぇ!』と叫んだ程の極上のブルーマウンテンでした。そして78年には名曲DON'T
LOOK BACK / A MAN I'LL NEVER BE(邦題:遙かなる想い)を収録したDON'T
LOOK BACKがリリース。これはもう私にとって至福のモカ、究極のキリマンジャロでございました。
しかし、3杯目のコーヒーは遅れに遅れ、発表されたのが8年後の1986年、私が大学3年の時でした。佳曲AMANDAを含むTHIRD
STAGEは言うなれば、秀逸なオリジナルブレンドといった趣でしょうか? そして驚くなかれさらに8年後の1994年(私のとこのボーズが乳離れをし始めた頃ですよ)、活動19年目にしてようやく4枚目(誰かシュルツにちゃんと仕事をするように言って下さい!)のWALK
ONがリリース。全曲トム・シュルツが作曲に関わるものの、オリジナルボーカルのブラッド・デルプの名前はなく、I
NEED YOUR LOVEというヒット曲も生まれたましたが、薄味感は否めません。まぁアメリカンも一応コーヒーですからね。
で、2002年11月(おいおい、また8年周期だよ。オリンピックより長ぇじゃないか)ようやく5杯目のコーヒーが届いたんですが……。『お〜い、マスター! ミルクティなんか頼んでないよ! えっ! なに、カフェ・オレ??』確かにブラッド・デルプは戻ってきましたよ。でもトム・シュルツが作曲に関わったの9曲中5曲だけでしょ? しかもなにあのキンバリー・ダームとか言う女性Voは? こんなのコーヒーじゃな〜い! ボストンじゃな〜い! と言う訳で今回のアルバムはBOSTONの香りが漂う赤文字の曲だけを聴いてください。
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